「巨大ウイルス」ってなに? ふつうのウイルスと何が違う?
ウイルスと聞くと、多くの人が「インフルエンザウイルス」や「コロナウイルス」を思い浮かべるでしょう。
それらのウイルスは非常に小さな存在であり、それぞれの直径は0.2マイクロメートルにも達しません。
その一方で、ウイルスの中には直径が0.25マイクロメートル以上に達するものがいます。
それが「巨大ウイルス」です。
たとえば「ミミウイルス」などは、一般的なウイルスの10倍以上の大きさあります。
また巨大ウイルスは大きいだけではありません。
遺伝子の数も桁違いで、自分でタンパク質を作る能力や光合成に関係する機能まで持っていることがあるのです。
これは通常のウイルスではあり得ません。

そして研究チームは今回、北極から南極、さらに大西洋やバルト海など世界各地の海水サンプルを集め、特殊なコンピュータ解析を実施。
その結果、これまで科学的に未知だった新種の巨大ウイルスを230種類も発見したのです。