18秒で充電できるEVバッテリーが完成!公道使用許可も秒読み
18秒で充電できるEVバッテリーが完成!公道使用許可も秒読み / Credit: RML Group.
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18秒で充電できるEVバッテリーが完成!公道使用許可も秒読み (3/3)

2025.06.18 17:00:59 Wednesday

前ページ18秒で充電するメカニズム

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ただし電源はメガワット

ただし電源はメガワット
ただし電源はメガワット / Credit:Canva

夢のような「18秒チャージ」ですが、現時点でそれを日常的に利用するには、充電インフラの大きな壁があります。

例えば100 kWh級のバッテリーを18秒で満充電するには、理論上20 MW(=2000万ワット)もの電力が必要になります。

(計算式:100 kWh÷0.005時間(18秒)=20 MW)

これは通常の急速充電スタンド(数百kW程度)をはるかに超える規模で、変電所並みの電力供給設備が必要になるレベルです。

そのため、現状ではVarEVoltの性能をフル活用するには、レーシングサーキットのピットや富裕層向けの専用施設など、特殊な環境での利用に限られています。

一方で、急速充電器の高出力化は着実に進んでいます。例えば中国のBYD社は、最大1MW(1000kW)の超急速充電ステーションの整備を進めていると報じられており、将来的にインフラ側が進歩すれば、18秒チャージも一般的な充電手段に近づく可能性があります。

また、RMLグループのパワートレイン責任者であるジェームズ・アーカル氏は、今回のCoP認証取得について「この認証により、EV分野での小規模なスタートアップとは明確な差をつけることができ、RMLが信頼できる、有能で、品質にこだわるパートナーとして認められることになります。さらに、量産前の試作や限定的な生産体制から脱却し、本格的な大量生産契約にも対応できる体制が整ったと」と語っています。

この発言からもわかるように、VarEVoltはプロトタイプや限定製造の域を超え、量産体制も視野に入った現実的な技術として位置付けられています。

もちろんインフラ面やコスト、技術的な課題は依然残っていますが、このバッテリーの登場は、「充電に何十分もかかる」というEVの常識を大きく塗り替える技術革新の転換点と言えるでしょう。

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18秒で充電できるEVバッテリーが完成!公道使用許可も秒読み (3/3)のコメント

ゲスト

そんなに高速充電って必要ですかね。
そもそも切れないバッテリーなら充電速度ってそこまでいらないですし。
サイクル寿命はどれくらいなのかしら。
セル貫通させた時の安全性とか、短絡した時の安全性とかが気になりますね。
急速での放電も可能ということはそれだけ短絡時に流れる電流値も大きいことを意味しますから、それが配線以外に流れたときのことも知りたいですね。

ひこさん。

鉛とは、クラダンつまり、グラタン7.4%とは、アタライチン7.41%の、謎とは、遠く夢に出合った命の、水とは、ハシブレクハートとは?ハートネットとは、クモダイチン7.41%の、謎とは、鉛りに、捨てられた、ヒモでした?以上。キューセンコウ?カールおじさん。

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