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ついに”空のF1”が実現する!? / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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”空のF1”の実現か!? 空中の有人レースコンセプト「Jetson Air Games」発表【動画あり】

2025.10.16 11:30:56 Thursday

自分の空飛ぶマシンに乗り込んで、仲間たちと苛烈なレースを繰り広げる。

子どものころ誰もが一度は思い描いたそんな夢が、ついに現実のものとなるかもしれません。

2025年、スタートアップ企業「Jetson(ジェットソン)」が、モビリティイノベーションの祭典「UP Summit」で、 人が実際に搭乗して操縦する空中レースの新コンセプト「Jetson Air Games」を発表しました。

これまでアニメやSFの世界だけの話だった「空飛ぶクルマのレース」が、リアルな競技イベントとして動き出そうとしています。

Single-seater eVTOLs duke it out for air race supremacy https://newatlas.com/aircraft/jetson-one-air-games-concept/ Jetson Unveils Jetson Air Games Concept with Electrifying Aerial Showcase at UP.Summit 2025 https://jetson.com/news/jetson-UP.Summit-2025

1人乗りeVTOL「Jetson ONE」と、空のレースコンセプト「Jetson Air Games」

Jetsonが開発した「Jetson ONE」は、1人乗りの小型電動垂直離着陸機(eVTOL)です。

パイロットはカーボンファイバーとアルミニウム製のスペースフレームで守られた座席に乗り込み、 X字に配置された4本のアーム、計8つのプロペラによって、まるで空飛ぶバイクのように垂直に離着陸し、空を自在に移動できます。

最高速度はソフトウェアで制限されているものの時速102キロ(約63マイル)

操縦はジョイスティックが採用されており、初心者でも直感的に扱える設計です。

公式サイトでは,独自のフライトコンピューターにより、「誰でも5分以内にパイロットになれる」と謳われています。

動力は大容量のリチウムイオンバッテリーで、1回の飛行時間は最大20分間。

価格は12万8000ドル(約1930万円)で、2026年・2027年生産分はすでに完売しています。

将来的には14万8000ドル(約2230万円)への値上げも告知されています。

安全対策として、モーターが1つ故障しても飛行できる設計であり、パラシュートシステム、ハンズフリーホバー機能なども搭載されています。

そして、このJetson ONEを使って、実際に人が乗って操縦する新しいレース競技を展開しようというのが「Jetson Air Games」です。

既存のeVTOLレースやドローンレースは無人機が中心ですが、Jetson Air Gamesは「有人」であることが最大の特徴。

2025年のUP Summitでは、4機によるフォーメーション飛行や、巨大なパイロンを縫って疾走するレースデモが実現させました。

「世界初のJetsonレース」も開催され、CEOのStéphan D’haene氏が勝者となっています。

それでは実際のレースの様子や人々の反応を見てみましょう。

次ページまるで「空のF1」!?夢と現実のはざまで広がる期待と課題

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