行動のハードルを下げる簡単な方法
結果は明快でした。
実験グループは対照グループに比べて:
- 「24時間以内に取りかかる可能性」が有意に上昇
- タスクを終えたときの「メリット」をより高く評価
- 気分がわずかに向上
- 「メリット−面倒さ」の差が拡大
ここで注目すべきは、「やりたくなさ」自体は変わらなかったという点です。つまり、嫌な気持ちを無理に消そうとしなくても、「終わらせると気分がいい」「役に立つ」といったプラスの見通しを少し強めるだけで、行動のハードルが下がったのです。
統計分析からも、この「メリットと面倒さの差」と「気分」の2つが、タスクに取りかかろうとする意欲を押し上げていることが確認されました。
自己申告の調査では、参加者が「良く見られたい」という心理で答えを歪めることがあります。
研究チームはこの影響を統計的に取り除いた上で分析していますが、結果は変わりませんでした。つまり、実際に行動するための動機づけ構造が変わったことを意味します。
「面倒という気持ちをなくす」より「やることの意味付け」が効果的
この研究が示す最大の発見は、「先延ばし対策=嫌な気持ちをなくすこと」という従来の発想を覆した点です。
人はタスクそのものへの面倒臭さをゼロにできなくても、「終えた後のメリット」や「達成感」を上手く思い描くことができれば行動できます。
今まではそのための有効な方法が明確ではありませんでしたが、今回の研究では、たった6分で終わる簡単な質問に答えるだけなので、職場のタスク管理や学生の学習アプリなどにそのまま応用できる可能性があります。
ただこの研究では、実際の行動(本当にタスクを終えたか)までは計測していません。今回測ったのは「やろうと思う気持ち」のアンケート調査です。また、効果の大きさ自体は統計的には有意でも、実生活で体感できるほど大きかどうかはまた別問題です。
研究チームは今後、「意図」と「実際の行動」のギャップを追う追跡調査を計画しています。また、6つの質問のうち、どれが最も効果的かを個別に検証することも重要だとしています。
日常に使える「6つの問いかけ」
研究チームが提案する6つの問いは、いますぐ日常に取り入れられる簡単なものです。
- どんなタスクを先延ばししている?
- そのタスクの嫌な点は?
- 終えたらどんな良いことがある?
- すぐできる小さな作業は?
- どのくらい時間がかかる?
- 終えたら自分にどんなご褒美を?
これらは単なる「やる気アップ術」ではなく、心理学的な根拠に基づいて先延ばしせずに行動に移しやすくなる質問”です。先延ばし癖に悩んでいる人は、この質問に答えてみるだけで自分の中の「やりたくなさ」と「やる意味」のバランスを見直すことができ、先延ばしのクセをやわらげられるかもしれません。


























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自分が取り掛かっている作業に当てはめましたが、趣味でやってることなのでご褒美の項目が埋まりませんでした…。
これでは厳しいか…。
「この質問に答えること」を先延ばしにしてしまいそうだ……