驚くと倒れる「気絶ヤギ」とは?
ヤギといえば、山岳地帯を駆け回る軽快な動物というイメージが一般的です。
しかしアメリカ南部を中心に飼育されている「気絶ヤギ」は、その常識を覆します。
気絶ヤギ(英語名:Fainting goat)は、正式には「テネシー・フェインティング・ゴート」や「テネシー・ウッデンレッグ・ゴート」などとも呼ばれるヤギの一品種です。
その最大の特徴は、驚いたり強い刺激を受けたりした瞬間、全身の筋肉が突然カチカチに硬直し、その場でパタリと倒れてしまうことです。
「気絶」といっても、実際には意識を失っているわけではありません。
体の筋肉だけが数秒間固まってしまい、まるで人が転ぶようにバタンと横倒しになるのです。
実際の動画がこちら。
ただ、気絶しても別に害はありません。一時的な反応であり、すぐに元通りになります。
では、なぜ「気絶ヤギ」はこのような特異な反応を示すのでしょうか?