古代ケルト人が残した「頭の手術」の証拠
今回、ポーランド中東部のマゾフシェ地方に位置する「ウィサ・グラ」という遺跡で、鉄製の非常に珍しい手術用器具が発掘されました。
この道具は、紀元前4世紀から3世紀のケルト人が使っていたもので、に用いられていた可能性が高いとされています。
トレパネーションとは、頭蓋骨に人為的に穴を開ける医療行為で、世界中の多くの文化で行われてきた歴史ある技術です。
研究者によれば、この器具は一方が刃、もう一方が突起状になっており、もともとは木製の柄に固定されていた古代のスカルペル(メス)型だと考えられています。
【実際の画像がこちら】
ケルト遺跡で同様の手術器具が見つかるのはごく稀で、これまで南ヨーロッパ(ルーマニア、クロアチア、オーストリアなど)の数カ所からしか報告がありませんでした。
「この地に到達したケルト人グループの中には、当時の医学に精通した人物や、道具を製作できる鍛冶職人が含まれていた可能性があります」と研究者は話します。
ただし、現時点でウィサ・グラからは実際にトレパネーション手術を受けた人骨は発見されていません。
チームは「こうした道具の持つ象徴的・呪術的な意味合いも大きかったのではないか」と指摘しています。



























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