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Credit: canva
psychology

ADHDの大人は「恋人が支えてくれない」と感じやすい

2026.01.08 07:00:44 Thursday

ADHD(注意欠如・多動症)は、不安定な集中力・落ち着きのなさ・思いつきで行動してしまう衝動性などを特徴とする発達障害の一つです。

このほど、米ルイジアナ州立大学(LSU)の最新研究で、ADHDを持つ成人は「恋人から十分なサポートを受けていない」と感じやすい傾向があることが明らかになりました。

研究の詳細は2025年4月15日付で学術誌『Journal of Social and Personal Relationships』に掲載されています。

Adults with ADHD crave more relationship support but often feel shortchanged https://www.psypost.org/adults-with-adhd-crave-more-relationship-support-but-often-feel-shortchanged/
Preferences for social support and perceived support gaps among attention-deficit/hyperactivity disorder (ADHD) adults https://doi.org/10.1177/02654075251332687

ADHDの大人は「支援を強く求める」

人間関係において、支え合いは欠かせない要素です。

研究者たちは、恋人や家族からの支援を大きく五つに分けています。

・共感や思いやりを示す「情緒的支援」

・能力や価値を認める「評価的支援」

・居場所を感じさせる「ネットワーク支援」

・助言や知識を与える「情報的支援」

・金銭や手助けなどの「道具的支援」です。

今回の研究では、ADHDの診断を受けた成人286人を対象に、恋人との関係における支援の感じ方が詳しく調べられました。

その結果、ADHD症状が重い人ほど、ほぼすべての種類の支援に対して、より強い欲求を抱いていることがわかりました。

特に、情緒的支援や評価的支援といった「心に関わる支え」への期待が高い傾向が見られています。

これは、ADHDのある人が甘えているという話ではありません。

集中の難しさや感情の揺れやすさといった特性を日常的に抱えているため、安心感や理解をより強く必要とする状況に置かれやすいと考えられます。

言い換えれば、支援への欲求が高まるのは、生活上の負荷が大きいことの自然な結果とも言えるのです。

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