「星3後半」評価の本、30%は文学的価値が高かった
Goodreadsは、世界中の読者が本を星1から星5で評価する大規模な読書プラットフォームです。
平均星評価は「その本がどれほど良いと感じられているか」を示す指標として広く使われており、読者だけでなく、出版社や研究者も参考にしています。
しかし研究チームが問題視したのは、平均評価がおおよそ3.7〜3.9あたりに集まる「中間ゾーン」です。
星4以上の高評価本や、明確に低評価の本とは異なり、この「3点台後半」の本は「良くも悪くもない」と受け取られやすく、その評価の意味が曖昧です。
研究者たちは、この中間評価が本当に「平凡さ」を示しているのか、それとも別の要因によるものなのかを検証しようと考えました。
そこで彼らは、1880年から2000年にアメリカで出版された約9,000冊の小説を集めた、大規模なデータ集を分析対象としました。
この中から、Goodreadsの平均星評価が中間に位置する約2,150冊を抽出し、詳細な分析を行っています。
重要なのは、Goodreadsの星評価だけで判断しなかった点です。
研究では、文学賞の受賞歴、大学の授業シラバスへの掲載、古典シリーズへの収録、翻訳数、図書館所蔵数といった、文学的・文化的価値を示す複数の指標と照合しました。
これにより、「読者評価」と「文学的評価」がどのように関係しているのかを多角的に検証したのです。
その結果、中間評価に分類された本のうち、約30%が他の基準では文学的に重要とされていることが分かりました。
つまり、平均星評価だけを見ると目立たない本の中に、実は高く評価されるべき作品が相当数含まれていたのです。
「なぜ中間評価になるのか」という点について、研究はさらに踏み込んだ分析を行っています。次項で見てみましょう。




























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