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Credit: canva
biology

性欲が最も強くなる年齢層が明らかに (2/2)

2026.01.16 22:00:47 Friday

前ページ6万7000人のデータが示した「意外なピーク」

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性欲は年齢だけで決まらない

この研究が示した重要な点は、性欲が単なる年齢の問題ではないということです。

研究者たちは、年齢や性別、性的指向、子どもの有無などの人口統計学的要因だけで、性的欲求の個人差の約28%が説明できると報告しています。

たとえば、加齢による性的欲求の低下は男女共通ですが、その落ち込みは女性のほうがより急激でした。

また、子どもを持つことの影響も男女で異なります。

女性では、子どもの人数が多いほど性的欲求が低い傾向が見られましたが、男性ではむしろ、子どもが多い人ほど高い欲求を報告する傾向がありました。

さらに、性的指向にも違いが見られ、バイセクシュアルやパンセクシュアルと自己認識している人々は、平均して高い性的欲求を示していました。

こうした結果は、性欲がホルモンや年齢だけで単純に決まるものではなく、人生の段階や社会的役割、生活状況と深く結びついていることを示しています。

変化する性欲は「自然なこと」

研究者たちは、この研究の目的を「人々を分類すること」ではなく、「安心につなげること」だと述べています。

性欲が変化すると、「自分はおかしいのではないか」と不安を抱く人は少なくありません。

しかし今回の結果は、性欲の強さやピークが人によって大きく異なるのは、ごく自然なことであると示しています。

若い頃よりも、むしろ30代や40代で欲求が高まる人がいても不思議ではありませんし、子育てや年齢によって変化するのも珍しいことではありません。

この研究は、性欲を「一律の基準」で測るのではなく、人生とともに変わるものとして捉える視点の重要性を、静かに教えてくれているのです。

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