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Credit: canva
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薄毛を止める「光る帽子」を開発!毛包の老化を最大92%抑制 (2/2)

2026.02.18 22:00:57 Wednesday

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老化マーカーを約92%抑制 、細胞レベルで確認

の成長を支える真皮乳頭細胞は、加齢とともに機能が低下します。

細胞が老化すると、β-ガラクトシダーゼという酵素活性が高まることが知られており、これは細胞老化の代表的な指標として使われています。

チームはヒト真皮乳頭細胞(hDPCs)を用いた細胞実験を実施しました。

その結果、カスタマイズされた近赤外OLEDを照射した細胞では、老化指標であるβ-ガラクトシダーゼ活性が未照射群と比べて約91.6%低下しました。

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実験の様子/ Credit: KAIST(2026)

従来よく使われてきた赤色光条件と比較しても、今回の近赤外光条件の方がより大きな老化抑制効果を示しました。

さらに、細胞の移動能力も向上しました。

真皮乳頭細胞の移動性は毛包の再生や毛周期に関与すると考えられており、この変化も注目されます。

ただし繰り返しますが、これはあくまで細胞レベルでの結果です。

実際の人の頭皮で発毛量がどれほど増えるかは、今後の動物実験や臨床試験で検証する必要があります。

チーム自身も、今後は前臨床試験を通じて安全性と有効性を段階的に確認していくと述べています。

未来の薄毛対策は「日常に溶け込む光」かもしれない

薄毛対策というと、薬や手術、あるいは目立つ医療機器を想像する人が多いでしょう。

しかし今回の研究は、日常生活の中で自然に使えるウェアラブル型治療の可能性を示しました。

帽子のように被るだけで、頭皮全体に均一な近赤外光を届ける。その光が毛包細胞の老化を抑える可能性があるというのです。

もちろん、現段階では「薄毛が止まる」と断言できる段階ではありません。

しかし、光の波長を精密に設計することで細胞の老化反応をここまで抑制できたという事実は、毛髪治療のアプローチを一歩前に進めたと言えます。

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