“おなら”を測る下着用デバイス
私たちの腸内には100兆個以上の微生物が暮らしており、食べ物を分解しながら、体に働きかけるさまざまな物質を作り出しています。
特に、消化しきれなかった炭水化物が大腸に届くと、腸内細菌はそれを発酵し、水素ガスを放出します。
そして、この腸の中で発生する水素ガスは、人間の細胞ではなく腸内細菌が作り出していると考えられています。
つまり、水素の量を測れば、腸内細菌がどれくらい活発に働いているかを直接知る手がかりになります。
これまで腸内細菌の活動を調べる方法としては、便検査や血液検査、呼気水素検査などがありました。
しかし、便や血液は頻繁に採ることが難しく、呼気中の水素は濃度が低くて長時間の検査が必要になることもあります。
また、過去には直腸チューブでガスを集めるような研究も行われましたが、日常生活の中で長期間続けるのは現実的ではありませんでした。
そこで研究チームが目をつけたのが「おなら」です。
過去の研究では、おなら中の水素濃度はおよそ8万〜63万ppmと報告されており、呼気中の水素(0〜500ppm程度)と比べて桁違いに高くなります。
この“濃い信号”を利用すれば、より感度の高い連続測定が可能になるはずです。
新しく開発された「Smart Underwear」は、下着の外側の会陰部付近にスナップで取り付ける小型デバイスです。
内部には電気化学式の水素センサーが搭載されており、おならが出るとセンサーが反応して水素の変化を検知します。
そのタイミングや変化の大きさが自動的に記録され、Bluetoothでスマートフォンに送られます。
低消費電力設計のため、コイン電池でおよそ1週間の連続使用が可能です。
研究チームは、単に「おならの回数」を数えるだけにとどまりませんでした。
水素濃度の変化の速さが一定以上になった回数を積み上げる方式を採用し、「どれくらい頻繁に、どれくらい強くガスが出たか」を記録することにしたのです。
実験では、まず研究者たちは、健康な成人19人にこのスマート下着を1週間装着してもらい、日常生活の中でデータを集めました。
おならが出るとセンサーが反応し、そのたびに「いつ」「どれくらいの強さで」ガスが出たかが記録されます。
その結果、参加者は1日あたり平均32回おならをしていることが分かりました。
これまで医療の教科書などでよく引用されてきた「1日14回程度」という数字よりも、かなり多い値です。
さらに研究チームは、装置が腸内発酵の変化を本当に捉えられているかを確かめるため、別の実験も行いました。
今度は38人の参加者に、2日間の低発酵食のあと、ある日は普通のグミ、別の日はイヌリンという食物繊維6グラム入りのグミを食べてもらいました。
イヌリンは人間の消化酵素では分解できないため、大腸で腸内細菌によって発酵されます。
その結果、イヌリン入りグミを食べた日の方が、38人中36人(94.7%)でマイクロバイオーム活動指数が高くなり、水素量の増加が明確に確認されました。
大まかな流れとしては、スマート下着は「おならの頻度と強さ」をうまく捉え、食物繊維による発酵の増加も検出できた、ということになります。
では、このデータは何を意味しているのでしょうか。




























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