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Credit: canva
psychology

人類が共通して「冷や汗」をかいてしまう「2つの天敵」とは?

2026.03.20 07:00:34 Friday

私たちには、生きていく中で不安や恐怖を感じてしまうものがあります。

今回、チェコのプラハ・カレル大学(Charles University)の研究で、私たち人類には共通して冷や汗をかいてしまう2つの対象があることが示されました。

それは「ヘビ」「高い所」です。

研究の詳細は2026年3月18日付で学術誌『PLOS One』に掲載されています。

Why heights and snakes still hit harder: Study tracks fear sweat in 119 people https://phys.org/news/2026-03-heights-snakes-harder-tracks-people.html
Subjective and psychophysiological response to pictures of ancestral and modern threats: Not all evolutionary threats are alike https://doi.org/10.1371/journal.pone.0343680

現代の危険よりも強く反応する「古い恐怖」

研究チームは119人の参加者に対し、さまざまな「恐怖を引き起こす画像」を見せ、そのときの身体反応を測定しました。

提示されたのは、ヘビや高所といった「祖先的な脅威」と、銃や感染症といった「現代的な脅威」です。

さらに比較のため、葉の写真のような無害な画像も用意されました。

ここで注目されたのが「皮膚抵抗」です。

これは皮膚の電気の流れにくさを示す指標で、発汗が増えると低下します。

つまり、数値が変化するほど「冷や汗」をかいていることを意味します。

結果は明確でした。

すべての脅威画像は無害な画像よりも強い発汗反応を引き起こしましたが、特に強い反応が見られたのは「高所」と「毒ヘビ」でした。

一方で、銃や感染症といった現代的な脅威も確かに反応を引き起こしましたが、その強さはやや劣っていました。

この結果は、人間の恐怖が単に「今の危険」によって決まるのではなく、進化の過程で長く向き合ってきた脅威に強く根ざしている可能性を示しています。

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