「同じ祖先の恐怖」でも中身は違っていた
しかし、この研究の面白さはここで終わりません。
一見すると同じ「祖先的な脹威」である高所と毒ヘビですが、実際にはその反応の仕方が大きく異なっていたのです。
まず主観的な評価では、毒ヘビが最も「怖い」と感じられていました。
しかし、その恐怖の強さと身体の反応(発汗)は必ずしも一致しませんでした。
つまり、「すごく怖い」と感じている人が、必ずしも最も強い冷や汗をかいているわけではなかったのです。
特にヘビの場合、このズレが顕著でした。
研究者はこれについて、ヘビに対する恐怖は、無意識的な処理に強く依存している可能性があると指摘しています。
一方で高所の恐怖は、主観的な恐怖感と身体反応が比較的一致していました。
つまり、高所は「怖いと感じる」と同時に「体も反応する」タイプの脅威といえます。
この違いは重要です。
なぜなら、人間の恐怖は単一の仕組みではなく、対象ごとに異なる処理系が働いていることを示唆しているからです。
あなたの「冷や汗」は、遠い祖先からのメッセージかも
今回の研究は、「人間は祖先の脅威に強く反応する」という単純な説明では不十分であることを示しました。
現代の脅威にも私たちはしっかり反応しますが、それでもなお、高所や毒ヘビといった存在は、特別な位置を占めているのです。
そして興味深いことに、その恐怖は一枚岩ではありません。
高所のように意識と身体が連動する恐怖もあれば、ヘビのように無意識の奥深くで反応する恐怖も存在します。
もしあなたが高い場所で足がすくんだり、ヘビを見て理由もなくゾワッとしたりするなら、それは単なる気のせいではありません。
それは、人類が長い進化の歴史の中で刻み込んできた、「生き延びるための反応」そのものなのです。



























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遭遇頻度と脳の認知負担という視点で考えると、理解しやすい気がします。
高所のように繰り返されて遭遇頻度の高い恐怖もあれば、ヘビのように見慣れていないために毒を持つと言う知識に加えて意識下脳ネットワークが「新規恐怖」を呼び起こしている可能性があります。
これらのサバンナ原則でうまく説明できる危険に対して、銃や感染症といった「現代的な脅威」は、実際には何も経験していない、知識による危険と言えます。
やはり本能的には知識による危険よりも、遭遇頻度が高かったり、脳の認知負担が大きな危険ほど強く反応するのもわからないではないと思いました。
能面で鬼の先が真蛇って名前だから、蛇が怖いというのは不変なんだな。その危険から逃げるのが比較的容易かどうかが身体反応の差とか?
蛇は主観だと思うが