首に刺さった「巨大な歯」が語る白亜紀の衝突
研究対象となったのは、全長約4メートルの首長竜の一種「ポリコティルス(Polycotylus)」の化石です。
この個体はアラバマ州のムーアビル・チョーク層から発見されました。

驚くべきことに、その頸椎(首の骨)の内部には、大きな歯が折れた状態で埋まっていました。
しかもその歯は、単に触れただけではなく、骨の奥深くまで食い込んでいたのです。
チームは、この歯の正体を特定するため、コンピュータ断層撮影(CT)を用いて化石の内部を非破壊で解析。
さらに、歯の形状を3次元的に復元し、既知の生物の歯と比較しました。
その結果、この歯は「シファクティヌス(Xiphactinus)」と呼ばれる巨大な硬骨魚のものと一致することが判明しました。

シファクティヌスは最大で5メートル以上にもなる肉食魚で、白亜紀の海における有力な捕食者の一つです。
つまりこの化石は、大型の海生爬虫類と巨大魚という“大型捕食者同士の直接的な接触”を記録した、極めて珍しい証拠だったのです。





























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