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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
health

「コーヒーを飲むと眠れなくなる」は本当か、検証した結果

2026.04.07 22:00:42 Tuesday

朝の目覚めにコーヒーを飲み、昼の眠気を追い払うために一杯。さらに夕食後のリラックスタイムにもう一杯。

そんな習慣を持つ人は多いでしょう。

一方で、「コーヒーを飲みすぎると夜に眠れなくなる」という話もよく聞かれます。

では本当に、コーヒーのカフェインは睡眠を妨げる原因なのでしょうか。

この素朴な疑問に対し、英ブリストル大学(University of Bristol)の研究チームは調査を実施。

その結果、コーヒーのカフェインは「昼間の眠気は抑える」が、「夜の睡眠には直接的な因果関係がない」ことが示されたのです。

研究の詳細は2025年7月14日付で科学雑誌『Journal of Sleep Research』に掲載されています。

Genetic study unravels the link between caffeine intake and sleep timing https://www.psypost.org/coffee-habits-boost-daytime-alertness-without-inherently-ruining-nighttime-sleep-2026-03-26/
Exploring the Relationship Between Caffeine Consumption, Caffeine Metabolism, and Sleep Behaviours: A Mendelian Randomisation Study https://doi.org/10.1111/jsr.70147

「カフェイン」と「睡眠」はどれくらい関係するのか?

これまでの研究では、コーヒーを多く飲む人ほど睡眠の質が低く、不眠症になりやすいという関連が報告されてきました。

しかし、ここには大きな問題があります。

それは「本当にカフェインが原因なのか」が分からないことです。

例えば、仕事のストレスが強い人はコーヒーを多く飲みがちであり、同時に睡眠の質も低下しやすい傾向があります。

この場合、睡眠を悪くしているのはカフェインではなくストレスかもしれません。

また、そもそも眠れなかった人が翌日にコーヒーを多く飲むという「逆の因果関係」も考えられます。

さらに、人がどれだけコーヒーや紅茶を飲んでいるかは自己申告に頼ることが多く、正確なデータを得るのが難しいという問題もあります。

そこで研究チームは、「メンデルランダム化」という手法を用いました。

これは、人が生まれつき持っている遺伝子の違いを利用し、生活習慣の影響を受けない形で因果関係を調べる方法です。

具体的には、カフェインを多く摂取しやすい遺伝的傾向や、カフェインを体内でどれくらいの速さで分解するかに関わる遺伝子を特定し、それらと睡眠との関係を大規模データで分析しました。

対象となったのは、英国バイオバンク(UK Biobank)を中心とする数十万人規模のデータです。

その結果、見えてきたのは…

次ページ見えてきた意外な結果「眠れなくなる原因ではない」

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