怠け者でも外に出ると豹変する

チェスター大学のPizza Chow博士らの研究チームは、2つの問いを立てました。巣を初めて出たとき、オスとメスでどちらがよく動き回るのか。そして「ルールが途中で変わったとき」に、どちらが素早く対応できるのか――。
これまでの研究では、花の色と報酬を結びつける「連合学習能力(associative learning:ある手がかりと結果を結びつけて覚える力)」に関しては、オスもメスも同等であることが繰り返し示されていました。
つまり、巣の仕事はしなくても、記憶力そのものが劣っているわけではなかったのです。
しかし「すでに覚えたルールが突然変わったとき、どれだけ速く頭を切り替えられるか」という柔軟性(behavioural flexibility)については、ほとんど調べられていませんでした。
研究チームは、セイヨウオオマルハナバチ(Bombus terrestris)を対象に、3段階のテストを実施しました。
まず「活動性テスト」です。
10個の小部屋が仕切りでつながった細長い箱を用意し、巣から自分の意思で出てきたハチを1匹ずつ入れました。
仕切りの穴は自由にくぐり抜けられる仕組みで、ハチは好きなだけ動き回れます。
いわば、ハチにとっての「生まれて初めてのお出かけ」をそのまま観察したわけです。
結果は明快でした。
メスの活動時間の中央値が約5分だったのに対し、オスは約11分。
オスは働きバチのおよそ2倍の時間を新しい環境での活動に費やしていたのです。
面白いのは、その動き方です。
オスは1か所に長く居座っていたわけではありませんでした。
1回あたりの滞在時間はメスとほぼ同じなのに、訪れた部屋の回数がメスより有意に多かった。
つまり同じペースで、より多くの場所を巡回していたのです。
実際の野外では、巣立ち後のオスバチはあちこちにフェロモン(自分の匂い)を塗りながら飛び回り、女王バチを待ち受ける「パトロールルート」を作ることが知られています。
実験で見えた「より多くの場所を訪問する」という行動は、このパトロールの素地を反映しているのかもしれません。
この活動性の差は、体の大きさの違いでは説明できませんでした。
オスとメスの体サイズに統計的な差はなく、実験後に与えた砂糖水の摂取量にも差がなかったのです。
次に「連合学習テスト」です。
各部屋に青い花と黄色い花のペアを置き、片方には砂糖水(ごほうび)、もう片方にはただの水を1滴だけ載せました。
ハチがどちらの花に近づくかを観察し、「この色が当たり」と覚えるまでの間違いの回数を数えたのです。
「覚えた」と判定する基準は、10問中8問以上を2回連続で正解すること。
かなり厳しい合格ラインです。
このテストでは、オスとメスの成績に統計的な差は出ませんでした。
「オスバチは頭が悪い」という従来のイメージは、少なくとも色の学習に関しては当てはまらないことが改めて確認されたわけです。
しかし、この研究の本当の驚きは、この次のテストにありました。























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