猫は研究者の予想を3回裏切った

裏切り① 猫は「驚き」ではなく「いつもどおり」を選んだ
これが今回の研究の最大の発見です。
おもちゃが「予想どおりの場所」に出てきたときのほうが、猫は箱に近づき、遊ぶ確率が高く、興味の表れがはっきりしていたのです。
赤ちゃんや犬で確認されてきたパターンとは、真逆の反応でした。
主任研究者のジェマ・フォーマン氏は「猫は予想どおりの出来事と予想外の出来事を区別できていました。しかしその反応の方向は、赤ちゃんや犬で確認されてきたものとは正反対でした」と述べています。
「区別できていなかった」のではなく、「区別したうえで真逆の方向に振れた」。
ここが、この研究のいちばん大事なポイントです。
驚きではなく、予想どおりの展開に強く反応する動物。
それが今回浮かび上がってきた猫の姿でした。
裏切り② 半数以上が見つけられず、その多くが探そうとしなかった
もうひとつ衝撃的だったのは、手品を見せる前の段階──ただ目の前でおもちゃを箱に入れただけの「かくれんぼ」レベルのテストです。
そのいちばん簡単なテストで、18匹中10匹(約56%)がおもちゃを見つけられませんでした。
しかもそのうちの8匹は、探そうとすらしなかった。
つまり全体の約44%が、目の前で見ていたはずのおもちゃに、まったく手を出さなかったのです。
テスト用紙を配られた瞬間に突っ伏して寝る学生のような潔さです。
ただし、これは猫の頭が悪いという話ではありません。
過去の研究では、報酬を食べ物に変えると成功率が大きく上がることがわかっています。
知らない人間が持ってきた謎のぬいぐるみを箱から掘り出すことに、猫がメリットを感じなかった──ただそれだけのこと。
能力の問題というより、やる気の問題が大きかった可能性が高い、と著者たちは見ています。
猫の飼い主なら「わかるわかる」と深くうなずくのではないでしょうか。
裏切り③ 知らない人がいると「行動の使い分け」が起きた
3つめは、人の影響です。
見知らぬ研究者が関わると、猫はおもちゃへの関心を残す一方で、箱への関わりは弱まるという、複雑な反応を示したのです。
おもちゃには興味がある。
でも知らない人間が仕掛けた「装置」には警戒する。
猫らしい選り好みが、データにくっきり表れていました。
共著者のジョーダン・S・ロウ氏はこう説明しています。
「猫は認知的な課題に興味を持っていますが、知らない人がいると行動がより複雑になるのです」
さらに細かく見ていくと、性別・品種・暮らし方でも差が出ていました。
メス猫、雑種猫、完全室内飼いの猫、多頭飼いの家庭の猫は、おもちゃに興味を示す確率が高かったのです。
環境の違いや個体差が、こんなにくっきりデータに表れる動物も珍しいのです。
「猫は他の家畜種よりも、周囲の文脈にずっと敏感なのかもしれない」と論文は指摘しています。
しかし、そもそも、なぜ猫たちは予想通りに強く惹かれるのでしょうか?





























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