「雨乞い」の後に本当に雨が降りやすくなっていた理由が判明――祈りは効かない。だが当たる
「雨乞い」の後に本当に雨が降りやすくなっていた理由が判明――祈りは効かない。だが当たる / Credit:Canva
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「雨乞い」の後に本当に雨が降りやすくなっていた理由が判明――祈りは効かない。だが当たる (4/4)

2026.07.17 22:00:24 Friday

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そして、あなたの雨乞い

そして、あなたの雨乞い
そして、あなたの雨乞い / Credit:Canva

この話は、雨で終わりません。

論文の著者であるエスピン=サンチェス氏は、同じ仕組みが、雨以外のことにも当てはまるかもしれない、と考えています。

たとえば、病気です。

風邪を引いたときのことを思い出してみます。

風邪は、たいてい一週間ほどで治ります。

では、明日治る確率は、いつでも同じでしょうか。

違います。

引きはじめの1日目に「明日には治っているだろうか」と考えても、可能性は低いでしょう。

ところが5日目、6日目となると、話が変わります。

もう治りかけです。明日治る確率は、ぐんと上がっています。

——これは、どこかで見た形です。

そう、ムルシアの雨と同じです。

風邪の治り方にも、あの「雨のクセ」とそっくりのクセがあるのです。

腰痛も、落ち込んだ気分も、治るものはどれも同じです。

そして人は、つらさがピークに達したとき、何かをします。

サプリを飲む。整体に行く。験を担ぐ。

1日目には、何もしませんが5日目、6日目になって、さすがに耐えかねたときに、ようやく何かをするのです。

そして、その翌日、あるいは翌々日に良くなったとしたら、「あれが効いた」と思い込んでしまいます。

エスピン=サンチェス氏はこの点について「十分に複雑であるため、自然に治るとは到底思えない。しかし十分に単純であるため、何かをすれば病気を治しているように見える」と述べています。

放っておいても治ると思えるほど単純けれど、何をしても治らないほど深刻でもない。

その中間にある困りごとには、雨乞いと同じ構造が生まれるという意味です。

もしかしたら、あなたの中にもそういった「雨乞い」がたくさん存在するのかもしれません。

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