「知能が高い人」ほど見落としが少ないわけではなかった
「知能が高い人」ほど見落としが少ないわけではなかった / Photo by Kamil Čičila on Pexels
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「知能が高い人」ほど見落としが少ないわけではなかった (2/3)

2026.09.26 18:30:00 Saturday

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それでも「よく気づく人」はいるのか?

それでも「よく気づく人」はいるのか?
それでも「よく気づく人」はいるのか? / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

実験は、複数の国の参加者を対象に、オンラインで行われました。

参加者は、見落としを調べる3つの課題に取り組みました。

1つ目は、線の長さを判断している間に、予想外の図形が一瞬だけ現れる課題です。

2つ目は、図形の動きを数えている間に、予想外の物体が画面を横切る課題です。

3つ目は、記号の中から目当ての数字を探している間に、別の物体が現れる課題です。

そのうえで、知能の実験の参加者には、視覚的な推論(目で見た情報をもとに考える力)とワーキングメモリのテストを受けてもらいました。

性格の実験では、ビッグファイブと呼ばれる5つの性格特性(外向性、協調性、誠実性、神経症傾向、開放性)、没入傾向、注意に関わる症状(ADHD〈注意欠如・多動症〉に関わるもの)、完璧主義に関わる特徴を測りました。

予想外のものに気づいた人の割合は、課題によって39%から66%まででした。

では、ある課題で気づいた人は、別の課題でも気づいたのでしょうか?

答えは「ほんの少しだけ」です。

ある課題で気づいた人は、別の課題でもわずかに気づきやすい傾向がありました。

しかしそのつながりは弱いものでした。気づきやすさに小さな個人の傾向はあるのかもしれませんが、「いつもよく気づく人」という強く安定した特徴があるとまでは言えませんでした。

知能に関わる測定も、一部の条件でだけ気づきと結びついていました。

たとえば、推論やワーキングメモリの一部のテストで点数が高い人は、やさしい条件でわずかに気づきやすくなっていました。

ところが、ある条件で「気づきやすい」と予測した測定が、別の条件では逆に「気づきにくい」と予測することもありました。

知能との関係は小さく、一貫していなかったのです。

性格では、さらに証拠が乏しくなりました。

どの性格の測定も、気づきを一貫して予測することはありませんでした。

知能の測定をすべて合わせても、性格の測定をすべて合わせても、気づくかどうかについての参加者どうしの違いは、ごくわずかしか説明できませんでした。

次ページでは、見落としは何で決まるのか?

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