星形の指先で獲物を「見る」カエルがいると判明
星形の指先で獲物を「見る」カエルがいると判明 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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星形の指先で獲物を「見る」カエルがいると判明 (2/3)

2026.10.02 23:00:00 Friday

前ページ舌を持たないカエルと、指先の謎の房

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指先の「星」はどれほど敏感だったのか?

指先の「星」はどれほど敏感だったのか?
指先の「星」はどれほど敏感だったのか? / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

指先を顕微鏡でのぞくと、まず驚くほど細かな作りが見えてきました。

指先の房は、1本が4つに分かれる枝分かれを段階的に繰り返した形をしていたのです。

その結果、枝先の小さな房はカエル1匹あたり128個にもなっていました。

さらに房の表面には、ドーム状の小さな突起がびっしりと並んでいました。

その密度は1平方ミリメートルあたり約142個で、すぐ隣の指の皮膚の4倍近くにのぼりました。

では、この指先はどれほど敏感なのでしょうか。

フィラメントで前足のあちこちを押して調べたところ、最も小さな力で反応したのは房の先端でした。

房の先端が反応する力の中央値は0.07ミリニュートンで、前足の中で最も低い値だったのです。

つまり、前足の中で一番わずかな触れ方に気づけるのが、この指先の房だったというわけです。

神経の記録からも、同じ姿が浮かび上がりました。

前足の神経には、指先の房を担当する感度の高い神経が、不釣り合いなほど多く含まれていました。

これらの神経の多くは、押された瞬間と離された瞬間にだけ反応する「速く順応するタイプ」でした。

押され続けている状態よりも、「何かが動いた」という変化をとらえることに向いた神経だと言えます。

しかも、1本1本の神経が担当する範囲は狭く、房の中だけに収まっていました。

中には、指先に水の流れを当てたときにも反応する神経がありました。

一方で、指先以外の場所を担当する12の神経では、その場所に向きを変えながら水流を当てても、反応は見られませんでした。

脳でも、指先は特別扱いされていました。

視蓋では、指先からの情報が、体の並びに対応した地図のように配置されていました。

その地図の中で、指先は前足の表面積のわずか8%にすぎないのに、前足全体の担当領域の34%を占めていたのです。

面積の割に、4.3倍も大きく拡大されて描かれていた計算になります。

脳は、この小さな指先からの情報を特に手厚く扱っていたのです。

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