星形の指先で獲物を「見る」カエルがいると判明
星形の指先で獲物を「見る」カエルがいると判明 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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星形の指先で獲物を「見る」カエルがいると判明 (3/3)

2026.10.02 23:00:00 Friday

前ページ指先の「星」はどれほど敏感だったのか?

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カエルは獲物に触れる前に気づいていた

カエルは獲物に触れる前に気づいていた
カエルは獲物に触れる前に気づいていた / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

では、この指先は実際の狩りでどう使われているのでしょうか。

研究チームは、1秒間に1000コマの高速カメラで、カエルが魚を捕らえる様子を記録しました。

撮影は、ふつうの明かりの下だけでなく、赤外線の照明の下でも行いました。さらに、水の動きを感じる感覚器「側線」をコバルトで働かないようにした条件でも撮影しました。

すると、カエルは獲物の魚が指に触れる前に、吸い込みの動作を始めていました。

これは、魚が起こす水の乱れを、約5mmという近い距離で感じ取っていることを示しています。

指先の神経の一部が水流にも反応したことと合わせると、指先の房は触れたものだけでなく、すぐそばの水の揺れまで拾っていると考えられます。

こうした結果から、研究チームは指先の房を「体性感覚(皮膚や筋肉などで感じる感覚)の中心窩(ちゅうしんか)」だと結論づけました。

中心窩とは、もともと目の網膜の中で、特に細かく物を見分けられる部分を指す言葉です。

指先の房は、いわば触覚にとっての中心窩にあたる、特別に作り込まれた感覚器というわけです。

研究チームは、モグラの一種であるホシバナモグラの「触覚の中心窩」によく似た器官だとしています。

コモリガエルは、目だけでなく指先でも獲物を「見て」いたのです。

「見る」と聞くと私たちはつい目のことだけを思い浮かべますが、生き物の中には、世界を指先でのぞき込んでいる者もいるのです。

もっとも人間の指先が暗闇で探し当てられるのは、せいぜいソファの隙間に落ちた小銭くらいのものですが。

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