チンパンジーは友達の「パイナップル」を奪いにくいと判明
チンパンジーは友達の「パイナップル」を奪いにくいと判明 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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チンパンジーは友達の「パイナップル」を奪いにくいと判明

2026.10.05 09:55:00 Monday

同じちょっかいでも、仲のいい相手とそうでもない相手とでは、受け取り方がまるで変わることがあります。

チンパンジーは仲のよい相手を選んで、毛づくろいをしたり、助けたり、食べ物を分けたりすることが、これまでの研究で知られています。

ところが、友だちへの「意地悪」については、まだあまり調べられていませんでした。

では、チンパンジーは友だちの食べ物を横取りするのを思いとどまれるのでしょうか。

米カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは、パイナップルを使った少し変わった実験で、この問いを調べました。

研究内容の詳細は2026年9月1日に『Evolution and Human Behavior』にて発表されました。

Chimps plunder less pineapple from friends—and expect them to do the same (Phys.org) https://phys.org/news/2026-10-chimps-plunder-pineapple-friends.html
Chimpanzees steal less from their friends and expect them to do the same https://doi.org/10.1016/j.evolhumbehav.2026.106948

チンパンジーの「友だち」と「パイナップル泥棒」の実験

チンパンジーの「友だち」と「パイナップル泥棒」の実験
チンパンジーの「友だち」と「パイナップル泥棒」の実験 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

研究の舞台は、アフリカのウガンダにあるンガンバ島チンパンジー保護区です。

チームはまず、ここで暮らす26頭のチンパンジーを、約20か月分、のべ800時間以上にわたって観察しました。

だれがだれを毛づくろいするか、ふだんどう関わっているか、手の届く距離にどれくらい頻繁に一緒にいるかを記録したのです。

その記録をもとに、強いきずなで結ばれた「友だち」のペアと、そうではない「友だちでない」ペアを決めました。

ただし、チンパンジーの親しい関係を人間の友情と同じように呼ぶことには、慎重な研究者もいます。

続いてチームは、2つの部屋を使った「盗み」の実験を用意しました。

片方の部屋では、「被害者」役のチンパンジーが、パイナップルの切れ端をのせたトレイから食べています。

トレイにはロープがつながれ、その端はもう片方の部屋まで伸びていました。

そちらにいる「泥棒」役は、ロープを放っておくことも、ぐいっと引いてパイナップルを横取りすることもできます。

2頭の部屋の間は、チンパンジーが入れない通路で隔てられていたので、泥棒にとって盗みは損の少ない行いでした。

それぞれの被害者役に、友だちの泥棒役と友だちでない泥棒役を1頭ずつ組み合わせたので、ペアは全部で46組になりました。

どのペアも、試行(実験のくり返しの1回分)を3回行いました。

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