子どもの「頭の中の言葉」の発達は、1から5まで数えることで測れる可能性―心の中で数字を数えられるのはいつごろ?
子どもの「頭の中の言葉」の発達は、1から5まで数えることで測れる可能性―心の中で数字を数えられるのはいつごろ? / Credit:大谷康太 . ナゾロジー編集部編
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子どもの「頭の中の言葉」の発達は、1から5まで数えることで測れる可能性―心の中で数字を数えられるのはいつごろ? (2/4)

2026.10.16 19:00:53 Friday

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聞こえない「内言」をどうやって調べる?

聞こえない「内言」をどうやって調べる?
聞こえない「内言」をどうやって調べる? / 図1 課題を行う様子のイメージCredit:Canva . 川勝康弘

子どもの内言を調べるため、私たちは3歳7か月から6歳5か月の保育園児77人と、大人25人を集めました。

そして外に出す声(外言)と内言の両方で「1から5まで数える」という課題をやってもらいました。

手元のタブレット端末にはスタートボタンとストップボタンがあり、数え始めと数え終わりで押してもらうことになっています(図1)。

1回目は自分の楽なペースで数え、それ以降はできるだけ「1回目と同じ速さ」で行うように指示されました。

具体的には、声に出して数える条件(外言条件)を5回行ったら、次は声を出さずに頭の中だけで同じように数える条件(内言条件)を5回行います(図2)。

(※子ども向けの説明では「唇を動かさないで、声も出さないで、心の中で数えてね」と伝え、唇や指が動いていないかはビデオでも確かめました。)

こうして参加者たちの5まで数えるのにかかった時間が毎回記録されます。

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図2 課題の各条件の構成(※研究ではばらつきの大きさについて、5回の数唱時間のばらつき(標準偏差)を、その人の平均的な数唱時間で割った相対標準偏差(RSD)という指標で測りました。)

次に私たちは、「同じようなペースで数えられたか」という部分に着目して分析を行いました。

たとえば、頭の中で数えた時間が1回目は4.8秒、2回目は4.9秒、3回目は5.0秒、4回目は4.9秒…なら、5回の「ばらつき」は小さく、頭の中の声は安定しているといえます。

一方、1回目は3.0秒、2回目は7.8秒、3回目は9.9秒、4回目は4.2秒…だったとしたらどうでしょうか。

同じ1から5でも、頭の中の声のテンポは不安定で「ばらつきが大きい」ことになります。

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