・紙幣や硬貨には、抗生剤耐性を持つ非常に危険性の高いMRSAやVREを含む無数の細菌が付着している
・細菌が金属の表面の環境に順応したために硬貨は細菌の温床になり、さらに「不特定多数の人々が触れる」という現金の特性が細菌の蔓延を助長する
・今回の発見がキャッシュレス社会の実現に拍車を掛ける可能性もあるが、まずは現金を扱った後は手を洗うことが大切
私たちが毎日のように手にする紙幣や硬貨。一見すると、これらの表面には何かが付着しているようには見えません。
ところが最近の研究で、無数の有害な細菌が付着していることが明らかになりました。
調査したのは、ロンドン・メトロポリタン大学で微生物を研究するポール・マテウェル博士ら。金融商品比較サイトmoneyの依頼を受けて実験を行いました。

2ペンス、5ペンス、10ペンス、1ポンド、2ポンドの硬貨、5ポンドと10ポンドのプラスチック紙幣、20ポンドと50ポンドのコットン紙幣を調べたところ、19種類の細菌が見つかりました。その中には、人命を脅かす恐れがあるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)やVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)も含まれていました。WHOはこれらの細菌には抗生剤が効かないと報告しています。MRSAは、痛みを伴う吹き出物、とびひ、食中毒、蜂巣炎、毒素性ショック症候群などを引き起こす細菌です。また、VREは新生児髄膜炎の要因になります。さらに、下痢や発熱を引き起こすリステリアや、通常は人間の便に含まれる大腸菌なども見つかっています。
これらの細菌が金属表面の環境に順応したことで、硬貨は細菌にとって居心地の良い温床になったというわけです。紙幣や硬貨は不特定多数の人々が手に触れるものなので、人から人に細菌を渡す仲介役です。

「免疫システムに問題を抱えた人が、汚れた紙幣や硬貨に触れることはとても危険です。入院中の人をお見舞いに行く時などは、相手は病気に感染しやすい状態にあるわけですから、紙幣や硬貨を触った手を介して知らず知らずのうちに抗生剤が効かない危険な細菌を移してしまう危険性があります」と、マテウェル博士は警鐘を鳴らしています。
moneyの編集長ハンナ・マンドレル氏は、「今回の発見は、世の中のキャッシュレス化にさらに拍車を掛けるかもしれません。ばい菌だらけのお釣りを返されることを知りながら現金で支払うよりも、キャッシュレス払いを選ぶ人がますます増えるでしょう」と説明しています。
お金の表面が細菌だらけで、しかも命を危険に晒す恐れを持つ細菌までもくっ付いている恐れがあるとは何とも衝撃的ですね。キャッシュレス化が進むまでは、現金を触るたびによく手を洗うしか、良い対策法は無さそうです。
via: londonmet, express/ translated & text by まりえってぃ


























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