2. 勇気を持って「ノー」と言う
人からの頼みを断れないのは、自尊心が低いからです。また、周囲を手助けしたからと言って、常に相手からそれに見合った感謝を示してもらえるとは限りません。なぜなら、手助けは感謝すべきものというより、むしろ当たり前のこととして受け取られることがほとんどだからです。受けるよりも多くを相手に与える状況は、しばしばストレスを生みます。
いつでも「ノー」と言って良いのです。断ることで相手の機嫌を損ねることを恐れる必要はありません。あなた以外にも相手を助けられる人はいるのですから。頼み事を断ることは、あなたの親切心を利用しようとあなたに寄生する人たちを追い払うのにも有効です。周囲への手助けがいつでも可能なわけではないこと、また自分の頼みを相手に断られても何も怖いことはない、何でもない日常の一部だと理解している人こそが、真に心が強い人だと言えるでしょう。