いまだ解明できない深海の12の謎(前編)
1. キューバの水中都市
2000年に、キューバとカナダの共同探検隊が、キューバ近くの海の約2,300フィート下にある水中都市を発見しました。しかし、その海で人類が潜ったことがあるのは400フィート(約122メートル)までで、謎が謎を呼びました。
仮説では、その都市は、地面のプレートの動きによってはるか遠くにある深海に押し込まれた可能があるとのこと。カボ・デ・サン・アントニオの近くで、海底の滑らかなブロックや幾何学的な形が発見されています。
また、キューバの自然史博物館の研究者たちは、この発見に大変な関心を寄せています。博物館の報告書は、海の下に沈んだ島の伝承が残るマヤ族や、ユーカテコス族の古代の伝統の一部と一致していると指摘しています。
2. バミューダトライアングル
バミューダトライアングルは、最も長い間解明されていない秘密として多くの人に知られています。1918年以降、75もの飛行機と何百もの船が行方不明となり悪魔の三角地帯と呼ばれています。
1918年、USSサイクロプスがここで消滅し、約300人の乗組員が消えました。1945年には、5人の海軍爆撃機のコンパスが作動を停止し、飛行機が行方不明となりました。そして彼らを助けるために送られた救助隊も消えてしまったのです。
クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)も、奇妙な光と炎がこの海に衝突したとメモを残しており、毎年、飛行機約4機と約20台のヨットが行方不明となっています。これら現象の仮説として、激しい突風を引き起こす六角形の嵐の雲などがありますが、いまだ謎は続いているようです。
3. レプトセファルス幼生ー海の蛇
古代の物語に登場する海蛇の話は本当でしょうか?
科学者の中には、「それらは実際には巨大なうなぎである」と言う人もいます。
1930年1月31日、デーニアと呼ばれるデンマークの研究船は、南アフリカの海岸から1.8メートルを超える長さのうなぎの幼生を捕獲しました。
一般的なうなぎの3インチの幼虫は、成長しても1メートル程度なので、この発見は大変重要なものでした。300メートルの深海で捕獲されたこの幼生は、成長後には22メートルにもなるとされています。残念なことに、この幼生は波にさらわれてしまったそうですが、世間はまたレプトセファルスが登場することを待ち望んでいます。
4. メガロドン
メガロドンはラテン語で「大きな歯」を意味します。これは、科学者が約2300万年前から約260万年前まで生きたと信じられている巨大なサメの種を指します。
しかし、モンスター巨大サメは本当に絶滅したのでしょうか。それとも深い海の中にまだ潜んでいるのでしょうか。
今まで、このモンスターは、日本の科学者が録画した駿河湾で発見された巨大なニシオンデンザメではないかとされていますが、定かではありません。
研究者が最初に深海に住むメガロドンを発見したのは、1976年でした。そして6500万年前に絶滅したと考えられていたシーラカンスは、1938年に南アフリカの海岸で発見されました。
この一連の目撃と発見は、メガロドンについての探究心を持ち続けさせます。1875年に、2つのマガロドンの歯が発見されました。1918年、オーストラリアの漁師が30メートル以上の長さの白いサメを発見しています。
本当にこれらは存在するというなら、早く証拠が見たいものです。
5. 海底からの不思議な音
海洋大気管理局(NOAA)は海洋の音を監視しますが、その一部は説明できないものです。アップスウィープと呼ばれるこの音は、1991年以来ずっと聞かれています。
アップスウィープは、音波の種類を表しており、太平洋を越えて検出されています。音源の元は不明ですが、1991年から今日まで、時間とともに減少している。
音の発生は減少していますが、それは通常春と秋に検出されています。
過去に、ジュリア事件がありました。NOAAは、1999年にジュリアという名前のように聞こえる奇妙な音を15秒以上検出しました。
専門家は、異常な音は南極の氷山の隆起から生じ、それが赤道の近くに発生していると理論化しています。
その後、1997年に発見された騒々しい超低周波の音であるブループ(Bloop)という音があります。
とても不思議なことに、この音は太平洋の3,000マイル以上離れた場所にある視聴局で聴かれています。
この音の原因は、巨大な海の生き物説もあがりましが、大多数の科学者は、それが氷震か、大きな氷山の氷解だとしていますが、真実は闇の中のようです。
6. 深海の光合成
多くの人達は、光合成について学校で学んでいます。それは、植物は光エネルギーを使って水と空気中の二酸化炭素から炭水化物を合成しており、光合成は水を分解する過程で生じた酸素を大気中に供給しています。
それでは、植物はいかにして深海で光合成するのでしょうか?
2005年、研究チームは、海面から2400メートルの場所で、光合成によって生存している細菌を発見しました。
この頑健な細菌は、662°Fの水が噴出している通気口とそれを取り囲む凍った水の間の、非常に限定された範囲に住んでいて、メキシコの海岸の熱水噴出口付近で見つかりました。小さな生物は、加熱された水によって生成された非常に薄暗い光を用いて光合成していました。
それがどのようにして起こるかは、未だに科学者にとって謎のままです。