身体に炎症反応、研究者たちからの批判も
それでは、一見無謀ともみえる彼の実験は上手くいったのでしょうか。
ロカテッリさんは、処置によってひどい健康問題は起こっていないと言っていますが、注射した場所にちょっとした炎症がおこり、数日間続いたそうです。
UCLAの生化学教授スリラム・コウスリ氏によると、これは最小限度の合併症とのこと。
「テキストを注射しても、アレルギー反応を起こす以外、何も意味があるとは思えません。彼が行ったような方法で注射したとして、rAAVベクターがウィルスとして本当に働くのかもわからないのです。正直言って、彼が使ったベクターや彼が行った方法について十分な情報がないのでわかりませんが…」
ロカテッリさんの実験については、コウスリ氏や他の識者もかなり批判的のようで、Twitter上でも「やめさせたい」「頼むからやめてくれ。バカだろ…」といったつぶやきを投稿しています。
Make it stop 😟 https://t.co/cBpo06pGg6
— Sri Kosuri (@srikosuri) December 15, 2018
Dear biohackers etc. Please stop. You are idiots. https://t.co/5AGqdoY8oF
— Isaac Stoner (@isaacbstoner) December 14, 2018