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フランスの高校生が聖書とコーランの一部をDNA情報に変換して体内に注入、世界中の研究者から総ツッコミを受ける (4/4)

2018.12.26 Wednesday

前ページ身体に炎症反応、研究者たちからの批判も

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そもそも遺伝子注入は本当に成功したのか?

ロカテッリさんは、左腿に聖書のテキストを組み込んだとされるrAAVベクターを、右腿にコーランのテキストからできたというペプチド(アミノ酸の重合体)を注射したと「論文」に書いています。

右腿のペプチドはすぐに異物として排除されるでしょうが、左腿のベクターがちゃんと働いたとすれば、ロカテッリ少年のゲノムに組み込まれている可能性はあります。

しかし、結果が「炎症が起こった」としか書かれていないので、どうなったのかは実際にはわからないですし、恐らくロカテッリ少年にも分かっていないでしょう。

今回の研究で何より衝撃的なのは、あまり知識のない人でもこういった実験ができてしまうことです。幸い今回のケースではほとんど害はないし、自己責任で済ませられるのですが、今後この技術が何かに悪用されないように祈るばかりです。

25年間ヘビの毒を趣味でキメてきた男、その体が血清の宝庫となってしまう

referenced: Live Science / written by SENPAI / edited by Nazoloy staff

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