瞑想マンは必見です。
ヘッドバンド・メーカーのMuse社が、アメリカのラスベガスで開催される新技術の見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (Consumer Electronics Show)」にて、新しい瞑想用バンドである「ソフトバンド」を発表しました。
このソフトバンドは就寝前の瞑想をサポートして、睡眠の質を高めてくれるとのこと。瞑想というとアナログ万歳なイメージですが、CESで発表されたからには新技術が搭載されているはずです。一体どのように瞑想をサポートしてくれるのでしょうか。
瞑想の前にバンドを付けたら、まずは専用アプリを起動します。瞑想お助けアプリの「Meditation Studio」は、スマホで誰でもダウンロードでき、バンドと連携して機能するアプリです。
次に、アプリ内に登録されている数十人の先生の中から自分に合いそうな先生を選択。瞑想をスタートさせると、先生のコーチング・ボイスが流れます。
コーチング時間も数分と短いものから、30分ほどの長いものまで、自分のコンディションと相談して選ぶことができます。コーチング内容も多種多様で、「気分を落ち着かせる」や「活力を身につける」といった項目など、個人のニーズに合わせたラインナップが充実しています。
さらに「ソフトバンド」は、「Amazon Alexa」と無線接続することができるため、音声でも「Meditation Studio」アプリを起動できます。寝る前に「アレクサ、10分間の瞑想をお願い」と頼めば、面倒な操作も必要ありません。
また、ソフトバンドに搭載された脳波測定機能により、睡眠時の質をことこまかく分析。朝目覚めた時にスマホでアプリを開けば、「レム睡眠」や「ノンレム睡眠」がそれぞれ何時間だったかを確認することができます。
分析結果はデータとして残るため、長期にわたって睡眠の質の変化やどれくらい向上したか、いつでも調べられるというわけです。その結果に合わせてまたコーチング内容を変更すれば、さらなる効果が期待されるでしょう。
マネジメント担当のアレック・シングルトン氏は、年内にも「ソフトバンド」を正式に商品として売り出したいと話しています。
お値段は、249ドル(日本円にしておよそ2万7千円)をほどを予定。常に快眠な人には結構なお値段ですが、睡眠に悩んでいる人、瞑想と睡眠の質を改善したい人にはお手頃ではないでしょうか。