
1982年に公開された『ブレードランナー 』は、SF映画の歴史を塗り替えた1作としてカルト的人気を誇っている。しかし実は公開当時はヒットせず、興行的にも大コケしていた過去を持つ。
それがビデオ化され、ジワジワと知名度を広げた後、人気が爆発したのだ。しかし世界中がここまで熱狂するようになった理由はどこにあったのだろうか。
未来造形にSFファンも困惑?
公開当時にヒットしなかった要因は、SF映画のメインストリームから離れすぎた未来造形にあったようだ。
『ブレードランナー』以前のSF世界と言えば、真っ白な街並みにシミひとつない服を身にまとう未来人。それから無駄を削ぎ落とした流線型の建物などが主流だった。
ところが『ブレードランナー』を観てみると、核戦争の影響で振り続ける酸性雨に淀んだ暗黒の空、ひしめき合う退廃的なビルディングに異人種が入り混じった雑多な街並みが登場する。
本作を目の当たりにした当時のSFファンも「なんだコレ!?」と困惑しただろう。
しかし本作がその後ビデオ化され世に出回り、繰り返し鑑賞される内にマニアの間で徐々に火がつき始め、カルト的人気を誇るようになった。見るたびに何か新しい発見があるというのもカルト化の要因だろう。
つまり見れば見るほどハマってしまう中毒性の強いドラッグ映画なのだ。




























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