■飼い猫の宇宙葬が執り行われることが発表された
■「ピカチュウ」と名付けられたオス猫は、今後1年半以内に地球軌道上に乗せられると言う
■宇宙葬には5000ドルの経費がかかり、飼い主のスティーヴ・ムント氏は現在募金サイトを通じて寄付を募っている
先日、世界初の宇宙葬に付される猫が誕生した。その名もピカチュウ。もちろん10万ボルトをかますネズミではない。
過去に犬宇宙葬は行われたが、猫の宇宙葬はこれが初めてとなる。
出会いは突然に…
ピカチュウは糖尿病による長い闘病生活の末、今年1月に亡くなっている。
飼い主のスティーヴ・ムント氏は「ピカチュウとの出会いは突然のことだった」と話す。
ピカチュウには元々飼い主がいたのだが、ある日ムント氏の自宅前にふらっと現れ、すぐに懐いた。その後、飼い主から電話がかかってきて「なんでうちの猫がお宅にいるんだ」と聞かれてしまったくらいだ。
しかしピカチュウはムント氏の側を離れず、帰ることを拒んだ。その様子を見て、飼い主もついに納得したという。
宇宙葬はムント氏が宇宙好きであることが決め手となった。
ムント氏は「幼少の頃からいくつものロケット打ち上げミッションに接してきました」と話す。「1歳の誕生日にエクスプローラー1号が打ち上げられ、4歳の誕生日には猿が初めて宇宙に行くというニュース映像に釘付けになったものです」と続けた。
それがヒントとなって「ピカチュウを宇宙に送り出そう」と決意したそうだ。