DARPAと提携して軍事目的に改良予定
IMTの発表にいち早く反応したのが「DARPA」だ。DARPAも長年の間、視覚能力を向上させるコンタクトレンズの開発に取り組んでいる。
2012年にInnovega社と共同で開発した「iOptik」は、特殊なメガネと連動させることで2つの対象に同時に焦点を当てることができた。
その3年後にはスイス・EPFLとの共同開発で「瞬きで対象を拡大できるレンズ」も開発していたが、これはエイジングに伴う視力低下の補助を目的としており、どちらも軍事目的ではなかったようだ。
そこでDARPAはIMTと提携して、軍事目的のコンタクトレンズを開発すると発表した。
これにはソフトウェア会社「マイクロソフト」も参加する予定で、すでに同社による200万ユーロ(約2億5千万円)の投資が決定している。
IMTの主任研究員ジャン=ルイ・ブルネ氏も「今年10月にはMicrosoftのHoloLensとコンタクトレンズとの連動作業を行い、2020年には実用試験を開始する」と話す。
スパイ顔負けのコンタクトレンズが近々誕生しそうだ。
「HoloLens」の性能はこちらを参照。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/23713