汚名やストレスが悪循環の要因に
研究チームは、体重をからかわれることで着せられた汚名が、子どもたちを食べ過ぎや運動嫌いといった不健康な行動へと向かわせる可能性を示唆している。
または、からかわれることによって生まれるストレスが、コルチゾールというストレスホルモンの分泌を促すことで、体重増加を招くと考えることもできる。
たしかに、「体重を気にしすぎるあまり、逆にそのことがストレスになって過食に走る」という感覚は、大人でも分かる。
太り過ぎが気になる子どもが身近にいたら、決してそれをからかうことで自分自身に対してのネガティブな印象を抱かせることなく、ヘルシーな食事や運動にポジティブな気持ちで取り組めるようそれとなく導くことが、大切ということだろう。