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ヤクザの心理学。反社会的な人が相手を信頼する条件が判明 (2/2)

2019.06.25 12:00:17 Tuesday

前ページポイントは「制裁」の有無

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共通認識が組織を強くする

要は、反社会的な人々の性格は制裁の有無によって変化するというわけだ。

そして構成員がそうした態度を統一することで、反社会的な組織が成り立ち、大きな報酬を得るような活動が成立しているといえる。

つまり、構成員が他の構成員と「裏切ったら分かってるよな?」といった暗黙のセリフを共有しているのであり、こうした共通認識が組織のつながりを一層強固にしているのだ。

Credit: pixabay

だとすれば、反社会的な世界ではそうした「裏の共通認識」を理解できる能力がないと生きてはいけない。そう考えると、反社会的な世界では、ある意味では他者の気持ちを推し測る能力として知られる心の理論が、十分に発達していないとやっていけないのだろう。

そうした能力は「コミュニケーション能力」と言い換えてもいいかもしれない。コミュニケーションが希薄になっていく世の中で、この能力がある者がますます重宝されているようだが、それは「裏社会」であっても例外ではないのだ。

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reference: phys.org / written by なかしー

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