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思念で指を動かし、触覚も感じられる最新「義手」が登場 (2/2)

2019.07.26 Friday

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「指輪をはめる」ケビンさんの夢が実現

ルークの実証テストを最初に行ったのはアメリカ在住のケビン・ワルガモットさん。ケビンさんは17年前に事故で左腕の肘から先を失っていました。

ケビンさんがルークを初めて装着したのは2017年のことで、以来ずっと義手を使いこなせるように訓練を続けています。現在ではルークを巧みに使いこなしており、細かな手作業もできるようになりました。

ブドウをつかむケビンさん/Credit:zmescience

ケビンさんは「義手をはめたときは涙が出そうになりました。自分の腕がまた戻ってきたような感覚だったのです」と話しています。腕を失ってからずっと念願だった、結婚指輪もはめることができました。

この様子には研究主任のクラーク氏も思わず感極まったそうです。

念願の結婚指輪をはめた瞬間/Credit:zmescience

研究チームは今後、ルークを接続不要のポータブル式にすることを当面の課題としています。というのもルークは現在、ラボ内の大きなコンピューターにつないでいる状態でないと機能しないのです。

またすでにある持ち運びのルークも、ベルトにコンピューターを装着して運ばなければなりません。こうした問題を解決することができれば、本当にルーク・スカイウォーカーの義手が誕生するでしょう。

2020年中に人間の脳と機械を直結する「Neuralink」 中には懐疑的な意見も…

reference: zmescienceindependent / written by くらのすけ

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