昼寝の長さはそこまで重要ではない!?
一方昼寝の「長さ」は、心血管の健康に関する限り特に重要でないことも分かりました。
実際、「どれくらいの長さの日中の睡眠を昼寝と定義すべきか?」については、これまでも多くの議論が行われてきました。「10分程度から長くても3時間くらいまででは?」と考える人が多そうですが、昼寝の定義は文化によって大きく異なります。一般的には、午後の早い時間に20〜30分間うたた寝をするのがベストだと考える専門家が多いでしょう。
研究チームは、昼寝と心血管の健康がどのように関係しているかを理解するには、まだ多くの調査が必要なものの、今回の調査が1つの出発点になると考えています。
仕事や家事に追われる日中の時間帯に毎日昼寝をするのはなかなか難しいかもしれませんが、週に1〜2回であれば、休日などに実践できそうです。それだけで、心血管疾患にかかる確率が半減するのですから、昼寝しない手はありません。
一時も休まずに働き続ける心臓や血管のために、週1〜2回のお昼寝タイムを設けてみてはいかがでしょうか?