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共食いをして生き残ったアリのコロニーが核シェルターで見つかる (2/2)

2019.11.05 Tuesday

前ページコロニーに「食物」がない

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カニバリズムは恒常的?

もちろん、その答えがカニバリズムです。研究者たちは、シェルター内のアリが床に積み重なった同胞の亡骸を食することで生き延びていたことを突き止めました。

実はアリのカニバリズムはそれほど珍しいものではなく、タンパク質が豊富な食物が不足する春ごろにはしばしば起こる現象でもあります。

また研究では、この行動がこれまで考えられていたよりも一般的である可能性も示唆されています。つまり、食物が不足するタイミングではなくてもカニバリズムが恒常的におこなわれているかもしれないということです。

研究者たちは2016年に「橋」を作り、地下から元のコロニーへと続く道を再建するといった実験をおこないました。すると大多数のアリが元いたコロニーへと帰っていき、今ではシェルターで暮らすアリはわずかになってしまったとのことです。

共食いはほ乳類では非常に珍しい行動ですが、クモの中には幼虫に自らを食べさせる母グモもいます。自然界全体でみると、そう珍しいことではないのでしょう。

赤ちゃんを生きたまま食らうハムスターの母親、原因は身近なものに…

reference: independent / written by なかしー

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