医師とAIのタッグが最強
では、こうしたAIの成果は人間よりもAIの方が優れている証明になるのでしょうか。
カルフォルニア大学の放射線医学および胸部医学チーフであるボニージョー博士は「AIが放射線科医や他の医師に取って代わるとは思わない」と述べています。
開発者のGoogleも、AIを単独で使用する準備はできていないと考えています。
実際に、AIのテストの結果では、AIが人間の見逃した乳がんを発見したケースもありましたが、人間がAIの見逃した乳がんを発見したケースもありました。AIは乳がん診断の特定の分野において人間よりも優れていますが、人間よりも完全に優位に立っているわけではないようです。
現段階での最善の方法は、医師がAIをセカンドオピニオンとして利用することです。そうすることで、互いの欠点を補い合うことができ、素早く最高の診断を下すことができます。
今後、医師とAIのタッグによって乳がんの誤診断は減少していくでしょう。