真夏の灰皿はキケン
実験では晴れの日と雨の日、夏と冬を想定して、タバコの吸い殻が発する化学物質を、様々な濃度と湿度において計測しました。
結果、温度が上昇すると、いずれの化学物質(スレチン・2-メチル-2-シクロペンテン-1-オン・ナフタレン・トリアセチン、及びニコチン)も吸い殻から盛んに放出されるようになりました。
特にニコチンにおいては吸い殻から放出される量が多く、5日間で、主流煙と副流煙の合計に含まれる同じ量が吸い殻から放出されている可能性があるとのことです。
そのため研究者たちは、夏の熱い部屋に置かれた吸い殻の山は非常に危険であり、子供や非喫煙者を保護するには空気の入れ替えだけでなく、吸い殻の破棄も重要だと述べています。