仮定2:技術革新が止まらない
もし、技術革新がこれまでと同じように続くと仮定したら、いつの日か、無制限のコンピュータパワーを持つ、銀河を股に掛けた文明が存在するようになるでしょう。
もしかしたら、既にそんな文明があるかもしれませんね。そんな文明は、いわば「神みたいな存在」ともいえるでしょう。
毎秒100万×1兆×1兆×1兆の演算は、普通のコンピュータには難しい仕事ですが、これを処理できるコンピュータの構想があります。
それが「マトリョーシカ・ブレイン」です。
これは理論上の巨大構造物です。
恒星を複数の層で覆い、中心の恒星からエネルギーを引き出し計算するというもの。
この規模のコンピューターは、同時に数百万とは言わないまでも、数千の人間をシミュレートするのに十分のパワーでしょう。
もし、量子コンピュータが完成するなら、もっと小型化して、大都市か、小さな建物でのシミュレーションが可能になるかもしれません。