様々な身体の動作を定義する「基本コード」の発見
測定値を分析した結果、研究チームは、それぞれの四肢の動きに対応する神経活動パターン(基本コード)を発見しました。
このコードは主に2つの要素からなり、一つ目は、動かすべき四肢を決める部位コードで、二つ目は、具体的な動きの情報を含んだ動作コード化要素です。
解読された動作コードには方向性のある運動も含まれており、両方の手足を同時に様々な方向へ動かすような「踊り」もコードの組み合わせで解読できると考えられます。
この成果は、脳とコンピュータを結びつけるインターフェイス(BCI)の性能を格段に向上させ、フルダイブ型の仮想世界における、現実と変らない体の自然な動きを可能にする基礎理論となるかもしれません。