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2億年前の「イカ襲撃」の瞬間を捉えた貴重な化石を発見 (2/2)

2020.05.07 Thursday

前ページ「イカ襲撃」の貴重な瞬間がここに!

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どうやって化石になったの?

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ジュラシック・コースト/Credit: Lloyd Russell, University of Plymouth

しかし、このような動的な瞬間が化石として残るのは不思議な現象に思えます。

氷河期の陸上で急に氷漬けになるならまだしも、海の中で、しかも捕食中のことです。いったいなぜ、このような瞬間が化石として残ったのでしょうか?

これについて、研究チームは、2つの仮説を提示しています。

1つは、イカの狙った魚が大きすぎてほぼ同士討ちだったか、あるいは、足が魚のアゴに引っかかってしまい、そのまま海底に引きずられて一緒に死んだ、という説です。

もう1つは、魚を仕留めたものの、他の捕食者に横取りされないよう海底深くもぐったが、酸素量が薄い水域に入ってしまい窒息死した、という説です。

確かにこれらの説なら、襲撃の瞬間を捉えたまま化石化するのにも納得がいきます。

しかし、いずれにせよこのイカは、ご馳走にあり付けないまま哀しい最期を迎えたことに変わりはないようです。

イカは生命の根本原理「セントラルドグマ」を揺るがす存在であることが判明

reference: scitechdailyphys.org / written by くらのすけ

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