近未来的な容姿を持つロボット犬は、災害現場での救助作業や、運送業、ペットとしてのリラックス効果など、様々な用途が見込まれ、現在開発が進められています。
中国の宇树科技公司(Unitree Robotics)で開発されたロボット犬「Unitree-A1」は従来のロボット犬より小型化され、運動性能が向上し、見た目もかわいく進化していています。
その可愛い見た目からネット上で「ロボットに首輪をつけてペットにする日がくるかも」という反応がある一方、「軍事利用されたら大変なことになるんじゃ?」という意見も交わされていました。
すでにUntree-A1は商用販売されていて、その魅力を伝えるためのプロモーションムービーが公開中。段差のある道や人がいる道路でもサクサク走る姿を確認できます。
従来のロボット犬よりパワーアップした性能
最高速度は11.88 km/hを記録。成人男性のジョギングの速度と同じぐらいだそう。
数字だけを聞くと、そこまで速くないのでは?と思いますが、以前見た目が「キモい」ことで有名になった「SPOT®」の最高速度が約6 km/hだということを考慮すると、2倍も速くなっています。
小型ロボット犬のなかでは最も安定した挙動をみせ、段差もへっちゃらです。
重量は約5 kgと軽く、落下の衝撃にも耐えます。
人を自動で追跡する機能や避ける機能もあり。
Untree-A1は1回の充電で1〜2.5時間活動することができ、2つのUSBポートやHDMI端子、LAN端子など多くの外部インターフェイスを搭載しているので様々な拡張ができます。
Untree-A1の正式な価格は明らかにされていませんが、約100万円程度で購入できると推測されていて、購入の際にはウェブサイトの「BUY NOW」から直接Untreeと連絡を取る形になっています。
http://www.unitree.cc/e/action/ShowInfo.php