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季節によって姿を変える。「生きた女神」が横たわる神秘的な庭園(イギリス)

2020.06.10 Wednesday

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Credit: Pete & Sue Hill

イギリス南西部・コーンウォール地方にある「ロスト・ガーデンズ・オブ・ヘリガン」という場所をご存知でしょうか。

広大な敷地と豊かな自然に包まれた神秘的な庭園で、イギリス屈指の観光名所として知られます。

中でも有名なのが、柔和な表情で横たわる巨大な女神像です。

この像は、季節によって姿が変化するという不思議な特徴を持ちます。

人工の彫像に自然の生命力が吹き込まれた、まさに「生きた芸術」なのです。

400年の歴史を持つ神秘の庭園

庭園はもともと、1603年にトレメイン家という地主の所有地として始まりました。

200エーカーという広大な面積を持ち(1エーカーは約4000平方メートル)、代々、雇われた庭師によって清潔に保たれてきました。しかし、1914年の第一次世界大戦の開戦に伴い、庭師たちが戦地に赴き、庭は次第に荒廃していったのです。

その後、1991年になるまでその存在は忘れ去られ、完全な荒地と化していました。

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Credit: ejlilie

それでも、90年代に庭園の修復プロジェクトが始まり、庭園は再び息を吹き返しました。

横たわる女神像が作られたのもこの時です。

地元の芸術家であるピートとスーのヒル兄妹が、プロジェクトの一環として1997年に像の建設を依頼されたのがきっかけでした。

それ依頼、庭園の象徴的な存在となっています。

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