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セミに寄生し、性行為でパートナーを次々にゾンビ化させる菌が怖い。 (2/3)

2020.07.29 Wednesday

前ページゾンビ化は感染拡大に非常に有効な手段

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マッソスポラは幻覚剤と覚せい剤を生産する

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Credit:wikipedia1.wikipedia2

マッソスポラがどのようにしてオスのセミにメスの求愛行動をさせるかはまだわかっていません。

なぜならば、マッソスポラはセミの胎内で生きることに特化しすぎているために、通常の培地では育てることができないからです。

またライフサイクルも13年~17年と極めて長く、通常の任期付き博士研究員が取り組むことはできません(一回でも実験に失敗すると次のチャンスは17年後)。

しかし近年になって、マッソスポラが幻覚物質であるシロシビン(マジックマッシュルームの主成分)と、覚醒剤の一種であるカチノンを生産していること判明しています。

こそのため、マッソスポラの行動支配に、これら精神作用のある物質が関与している可能性も浮上してきました。

次ページゾンビ化の代償は進化のドン詰まり

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