衛星の写真爆撃だ
アップされた白い筋の入ってしまった写真は、30秒間の露光撮影を行った17枚の写真の合成から作られています。
短時間の露光なので、星自体はブレることなくそれらを重ねて鮮明な天体写真を作り出しています。
ところが、スターリンクの衛星は上空の各階層にそれぞれ打ち上げられていて、低軌道の衛星は90分で地球を周回しています。
そのため短時間の露光撮影でも、白い筋となって撮影画像を傷つけてしまうのです。
これはFacebookに投稿されたそれぞれの露光撮影をつなげた動画です。
天文学者のJulien Girard氏は、これを衛星が彗星を「完全に写真爆撃した」と言ってTwitterを投稿しています。
17 30-second images of the comet added up by @cielodecanarias, completely photobombed by @elonmusk's #Starlink satellites. It's a few hundreds of them right now,there will be a few thousands in the near future. @SpaceX is committed to coating orienting them better but still…. pic.twitter.com/TYtTf5xwhc
— Julien H. Girard 🐘 (@djulik) July 22, 2020