AIにブログを書かせるとどうなるのか?
ポーア氏もGPT-3に関心を抱きました。バークレー校のAIコミュニティの大学院生がGPT-3のアクセス権を持っていたため、彼の協力のもと、ブログ記事を作成することにしたのです。
実験ではGPT-3にブログ記事のタイトルと紹介文を与えるだけでした。すぐに本文がGPT-3によって生成されるため、その文章を「Adolos」という名称で投稿していったのです。
ポーア氏は生成された文章をあえて編集せず、コピー&ペーストによってブログを投稿しました。
こうした取り組みの中で、ポーア氏はより自然なブログ記事(多くの編集を必要としない)を生成するコツを発見し、次のように述べています。
「GPT-3はきれいな言語の生成はかなり得意ですが、論理的かつ合理的なことが苦手です」
そのため、彼は厳密な論理を必要としない(ポーア氏がそう考えている)人気ブログカテゴリーの「productivity and self-help(生産性と自己啓発)」を選んだとのこと。