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Credit:SkyDrive
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「空飛ぶクルマ」の有人飛行に日本SkyDriveが成功。これって本当にクルマなの!?

2020.09.01 Tuesday

「クルマが空を走り回る未来」は、単なる夢や空想ではないかもしれません。

8月28日、日本のベンチャー企業SkyDriveは「空飛ぶクルマ」である有人飛行試験機SD-03の公開テスト飛行を行ない、4分間の浮遊に成功したのです。

AP通信によると、「世界に100以上ある空飛ぶクルマプロジェクトのうち、有人飛行が成功したのは、ほんの一握り」とのこと。

今回の飛行試験は海外でも大変注目されており、様々な意見が飛び交っているようです。

techxplore https://techxplore.com/news/2020-08-japan-car-ground-person-aboard.html

空飛ぶクルマ「SD-03」

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Credit:SkyDrive

今回テスト飛行が行われた「SD-03」は電動垂直離着陸機(英: electric Vertical Take-Off and Landing)に分類されるものであり、eVTOLと略称します。

eVTOLとはその名の通り、電気で動き、地面から垂直に離着陸可能な機体を指します。滑走路が不要なため、様々な環境でも活用可能であり、都市交通・輸送手段として注目されているのです。

さらに「SD-03」の外見から分かるように、ドローンと電気自動車の技術を融合させたものとなっており、着想は「電気自動車が小型ドローンのように空を飛ぶ」ところから来ているのです。つまり「空飛ぶクルマ」ですね。

さて空飛ぶクルマ「SD-03」は、幅4m・長さ4m・高さ2mと駐車場2台分に収まるよう比較的コンパクトに設計されています。

機体の四隅にはそれぞれ2つの電動ローターが付いており、計8つが回転することで飛行。複数のローターを採用することで仮に1つが故障しても継続して飛行できるようになっているのです。

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