空飛ぶクルマ「SD-03」
今回テスト飛行が行われた「SD-03」は電動垂直離着陸機(英: electric Vertical Take-Off and Landing)に分類されるものであり、eVTOLと略称します。
eVTOLとはその名の通り、電気で動き、地面から垂直に離着陸可能な機体を指します。滑走路が不要なため、様々な環境でも活用可能であり、都市交通・輸送手段として注目されているのです。
さらに「SD-03」の外見から分かるように、ドローンと電気自動車の技術を融合させたものとなっており、着想は「電気自動車が小型ドローンのように空を飛ぶ」ところから来ているのです。つまり「空飛ぶクルマ」ですね。
さて空飛ぶクルマ「SD-03」は、幅4m・長さ4m・高さ2mと駐車場2台分に収まるよう比較的コンパクトに設計されています。
機体の四隅にはそれぞれ2つの電動ローターが付いており、計8つが回転することで飛行。複数のローターを採用することで仮に1つが故障しても継続して飛行できるようになっているのです。