飛行テスト成功と今後の課題
今回実施された飛行試験は「地上から約1~2mほどの高さを4分ほど浮遊する」というものでしたが、実際には5分~10分の飛行が可能とのこと。
またテストではパイロットが操縦していたものの、姿勢安定制御がオートで働いており、比較的安定して浮遊していました。
空飛ぶクルマ「SD-03」の試験テストは成功しましたが、今後の課題はたくさんあります。実際に事業として活用するには、むき出しのローターの安全性や騒音問題をクリアしなければなりません。
また10分程度の飛行では実用困難なので、バッテリー容量と重量の大幅な改善が必要でしょう。
それでも「SD-03」は、2023年度に人員輸送サービスを開始する予定です。サービス開始がすぐそこまで迫っていますが、更なる改良と幅広い環境下でのテストが実施されるのでしょう。
ちなみに、海外のredditではその飛行性能や洗練されたデザインに注目するとともに、「タイヤすらなくなっているけど、果たしてこれはクルマなのか?ヘリコプターじゃなくて?」とツッコまれているようです。確かにそうかもしれませんね…。