落下の最初のプロセスを遮断すると全体が浮遊した
液滴形成を阻害する方法には、空気の振動が用いられました。
空気を一定の波長で振動させることにより、落下しようとしている液体の底に生じた液滴を、液体内部に押し戻すことが可能になると考えたからです。
実験にあたっては、上の図のような水槽の中にシリコンオイルが入れられ、下層にガスが注入されました。
そして同時に水槽の底を振動させ、内部の空気を特定の周波数に固定します。
結果、液体は落下プロセスの第一段階である液滴形成が阻害され、空中に浮かび上がることになりました。
浮かび上がった液体の上に、おもちゃのヨットを浮かべることにも成功します。